図書館の使い方

大学にとって図書館とは

教員として自分たちの存在意義を否定するようであまり言いたくはないのですが、勉強というのは自分でするものです。授業で話を聞くだけではなく、自分で資料をひもといて勉強してこそ、知識や考える力が身につくのです。

その意味で、図書館というのは大学にとってとても大事な、中心の一つと言ってもいいほどの重要性を持つ場所です。たとえばイェール大学の名前の元となったElihu Yale氏は、商品9梱分(梱=baleとは荷物の単位です:今でいうとコンテナ9個分、のような感じでしょうか)の売り上げ金とともに「417冊の本と(英)国王ジョージ一世の肖像」を寄付しました。彼はその功績によって、現在世界で最も有名な大学の一つであるイェール大学に、名前を残すことになったのです。イェール氏の寄付のリストに本のことがきちんと記されているのは、当時本がとても高価なものだったから、というよりは、それが学問にとって大変貴重なものだったから、だと考えるべきでしょう。
(参考:http://www.yale.edu/about/history.html

成長する図書館

大学の図書館は、高校までの学校図書館や公共の図書館とは違って、研究・学習・リサーチを目的として運営されており、日々スタッフの方々が図書の選定を行っています。また私たち教員や学生の皆さんが図書館にあったらいいなと思う本をリクエストして、これまでに蓄積されてきた本とともに、皆さんが手にとることができるようにしています。

学生の皆さんもぜひこの本を入れてほしいと積極的に要望を出し、図書館をよりよいものとして成長させていってください。

大学図書館の本を探す

大学図書館にある本はOPACという蔵書検索システムで探すことができます。

OPAC(Online Public Access Catalogt)とは、図書館において公共利用に供されるオンライン蔵書目録のことで、図書、雑誌、記事、論文、刊行物などあらゆる書物にアクセスすることができます。検索である程度当たりをつけておいて実際に書棚に足を運ぶと、さらにいろいろな資料が見つかると思います。

もしも使い方がわからないときは、本学の図書館スタッフにお尋ねください。

▽山梨大学附属図書館ホームページ OPAC(蔵書検索システム)
http://opac.lib.yamanashi.ac.jp/opac/opac_search.cgi

めあての本が見つからないとき

大学図書館で見つからない本でも、山梨県内の横断検索システムや、全国の大学・研究機関の蔵書を検索できるCiNii Booksなどを使えば、探している資料が見つかるかもしれません。

学術的な専門書ではない本、たとえば文学作品や歴史資料などは甲府駅前にある山梨県立図書館が充実しています。電車で通学する人もそうでない人も、積極的に活用するといいでしょう。

また、国内の大学図書館は、相互貸出制度が充実しており、他の大学や研究機関の図書館から貸し出しができるようになっています。研究で何か本が必要になったときなどは、そうした制度も活用してみるといいと思います。

▽山梨大学附属図書館提供 横断検索システム
http://opac.lib.yamanashi.ac.jp/hybrid/
▽山梨県立図書館
http://www.lib.pref.yamanashi.jp

デジタル・ライブラリー

大学生の皆さんにとって大事な情報源となるのが電子資料です。このページから、電子ジャーナルや学術データベース、そして新聞記事の検索ができます。これらのデータベースは有料で、大学が使用料を払って皆さんに提供しているもので、大学を卒業してしまうと使えなくなる(!)ものです。学生の特権を活かし、積極的に利用してほしいと思います。

学術研究に資する具体的な電子資料としては、CiNiiとJSTORという論文データベースがあります。JSTORは基本的に英語など欧文の資料を扱っているので、学部生の皆さんはとりあえず、日本で出た論文を集めたCiNiiの方に慣れておくといいかと思います。

▽山梨大学附属図書館ホームページ デジタル・ライブラリー
http://lib.yamanashi.ac.jp/digital/bureau.html

ラーニングコモンズ――学び合いの場

現代の図書館は日々進化しています。本学の図書館も、2014年度からラーニングコモンズとして生まれ変わりました。従来までの図書検索、貸し出しサービスに加えて、学生や教員、図書館員や職員が双方向につながり、知識を創造するスペースという機能を持たせています。そのため多目的な学習室やグループミーティングエリア、プレゼンエリア、ライティングサポートエリアなどが整備されています。また随時イベントなども行っています。

学生の皆さんの要望で大学図書館はさらに発展していきます。ともによりよい学びの場を作っていきましょう。