2017/01/18開催 第5回教養教育センター講座「映画を通して地域を考える-短編映画『林こずえの業』上映と監督のお話」

第5回教養教育センター講座
「映画を通して地域を考える-短編映画『林こずえの業』上映と監督のお話」を開催
 

 平成29年1月18日(水)、甲府キャンパスY-31教室において、一般社団法人ニコニコフィルム代表で映画監督の蔦 哲一朗氏をお招きし、「映画を通して地域を考える-短編映画『林こずえの業』上映と監督のお話」と題した講演会を第5回教養教育センター講座として開催しました。

 講演会は、蔦監督のお話、映画『林こずえの業』の上映、質疑応答の3部構成で行われました。前半の蔦監督からのお話は、徳島で生まれ育った蔦監督の生い立ちからはじまり、東京工芸大学在学中に映画団体を立ち上げた話、そして卒業後も映画の道を志し、アルバイトをしながら映画の撮影を続けた話へと続きました。そしてはじめての作品が賞を受賞したことで道が開け、地元徳島県三好町で最初の長編『祖谷物語』を撮るまで、さらには同作品が国内外の映画祭で高い評価を受けて以降の、映画監督としてまた社団法人の代表として活躍されている現在まで、これまでのキャリアを手際よくまとめて下さいました。進路のことがやはり気になる学生の皆さんにとって、とても参考になるお話でした。

 2番目の映画『林こずえの業』の上映では、徳島県山間部の自然の中、林業の見習いとして働く主人公と、彼女を取りまく人々をドキュメンタリー風に追いながら、木を切り出す様子からそれがどのように加工されていくのかが、これまた手際よく紹介されていました。徳島県の依頼で作成された林業PR映画という位置づけながら、単純な林業の紹介にとどまらず、人と自然の関わりについて、見る人にさまざまな思いを起こさせるような映画でした。  

 視聴の後の質疑応答では、映像の背景にある監督の制作の意図や、映画を通してものを表現すること、さらには映画や林業におけるゆっくりとした時間の流れについて、フロアーの学生・教員から多くの質問が出て、時間ぎりぎりまで質疑応答が続きました。

 この講演会には90名弱の学生・教職員が参加しました。蔦監督の飾らないお人柄や率直な受け答えのおかげで、学生さん達の知的好奇心を大いに刺激する90分でした。

 
       講演する蔦監督              熱心に聴講する参加者


       質疑応答の様子