山梨大学では地域の知の中心として、世界で活躍できる専門知識を持った人を育てるため、令和7年度に全学共通教育改革を行いました。
すべての学生が、生きる力(福利)、語る力(調和)、知る力(情報)、考える力(思考)、解決する力(共創)の5つのチカラを身につけ、さらにこれをもとにして、学び続けるチカラを身につけることで、卒業時までに社会で必要とされる能力を身につけられるよう、新しく6つの科目群(ライフスキル科目群、外国語科目群、情報・数理科目群、学術科目群、創発PBL科目群(問題解決型学習科目群)、展開科目群)を構成しました。
詳細については、パンフレット及び「各部門の取り組み」をご覧ください。

山梨大学 全学共通教育改革のご紹介 —「創発PBL」で未来を切り拓く21世紀型教養教育へ—
本学では、急速に変化する現代社会やグローバル化が進展する中で、次世代にふさわしい人材育成をめざし、令和7年度以降の入学生から全学共通教育を全面的に刷新しました。
今回の改革では、「論理的・批判的思考力」「協働・共創による問題解決力」「情報活用力」「健康で充実した生活力」「グローバル対応力」など、21世紀に求められる力を体系的に養うことを重視しています。
特に新たに設けた「創発PBL(Project-Based Learning)科目群」では、文理を問わず多様な学生が学部・学科横断で集い、実社会の課題に対する探究と協働的な問題解決に挑戦します。1年次の必修科目として毎週実施し、「自分が暮らしたい2050年」を描き、その実現に向けたロードマップづくりや、対話・論理的思考のトレーニングなど、主体的で実践的な学びを展開しています。
これらの新しい教育プログラムの実施にあたり、本学は一般財団法人三菱みらい育成財団「大学・NPO等で行う『21世紀型教養教育プログラム』」に採択され、同財団からの助成を受けております。このご支援により、授業環境の整備や学習サポート体制の充実など、質の高い学びの場を提供することができています。
全学共通教育改革や「創発PBL」の詳細については、ぜひ、三菱みらい育成財団ウェブサイトをご覧ください。
実践! 風林火山:VUCA時代に生きる学生のための教養教育「シン・ナシダイ」掲載ページ(一般財団法人三菱みらい育成財団)

全学共通教育改革の取組が「みらい育成アワード」でグランプリを受賞
令和7年9月20日(土)、東京都千代田区で開催された一般財団法人三菱みらい育成財団「みらい育成アワード2025〜知見・実践、その想いを分かち合う〜」において、本学の全学共通教育改革の取組がグランプリを受賞しました。
このアワードは、令和6年度に財団の助成を受けて活動している団体の中から、その優れた活動・成果に賞を贈るとともに、培われたナレッジやノウハウ、その想いを分かち合うことを目的に開催されたもので、グランプリを受賞した高校、大学、団体による事例発表やパネルディスカッションなどが行われました。
本学の奥田徹理事(教学担当)が同財団の宮永俊一理事長から目録を授与され、プログラム代表者の大槻隆司准教授(全学共通教育センター・全学共通教育企画室長)が事例発表を行いました。
本学では、急速に変化する現代社会やグローバル化が進展する中で、次世代にふさわしい人材育成をめざし、令和7年度以降の入学生から全学共通教育を全面的に刷新しました(詳細は、「山梨大学 全学共通教育改革のご紹介」の記事もご覧ください。)。その核となる「創発PBL(Project/Problem-Based Learning)科目群」では、全学部の1年生が毎週月曜日の5限目に学部学科混成の各クラスに分かれ、実社会の課題に対する探究と協働的な問題解決に挑戦しており、授業は折り返し点を迎え、後期の活動へと進んでいくところです。前期終了時点で実施した学生の授業アンケートからも、日常生活の態度や共通教育科目に対する姿勢が能動的になる傾向が見受けられ、順調なスタートを切ることができたと考えています。
本学では、全学共通教育の新しい取組をこれからも推進し、さらに充実するよう一生懸命努めてまいります。
- 目録の授与をされる奥田理事(右)
- 事例の発表をする大槻准教授
- みらい育成アワード2025 グランプリ記念楯




