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2019/11/27開催
第5回教養教育センター講座「動物行動学への招待「出会い」と「迷い」と「ディスプレイ」」

令和元年度第5回教養教育センター講座
「動物行動学への招待――「出会い」と「迷い」と「ディスプレイ」」を開催

 2019年11月27日(水)甲府西キャンパス大村智記念学術館大村記念ホールにて帝京科学大学アニマルサイエンス学科の藪田慎司氏による講演会を開催しました。今回は、「動物行動学への招待――「出会い」と「迷い」と「ディスプレイ」」と題する講演で、学生・教職員、また外部の参加者を含め、総勢111名の盛況となりました。
 藪田氏は、はじめに、動物行動学の前提となる進化の考え方をわかりやすく解説し、その後、チョウチョウウオ、ウミネコ、カモメ、ネコ、ニホンザルなど、様々な動物の行動を、ご自身が撮影した映像も交えつつ、とりわけ動物たちの出会いのメカニズムに焦点をしぼって説明されました。
 私たち人間と同じように、動物にとっても、出会いは緊張を強いるものであり、相手をなわばりから追い出したいという欲求と、目の前の強そうな相手から逃げ出したいという欲求の間で葛藤する姿に、参加者たちは自分自身の姿を重ねて見ていたようです。

 学生からは、以下のような感想が聞かれ、大変有意義な講演会となりました。

  • 動物が苦手であまり見たことがなかったのですが、動物たちがどんなことを考えて行動しているのかもっと知りたくなりました。
  • 鳥や魚など、人間以外の動物も迷うということを初めて知りました。また、迷ったうえで別の行動をとるというのが人間と似ていて面白かったです。
  • 動物の感情を読みとることができると、人生がもっと楽しくなるのではないかと思います。普段、大学では学ぶことのない内容で興味深かったです。
  • 今回の講演は動物行動の話でしたが、人間の行動とどこかでつながっているなと感じました。

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