メニュを開く MENU

2021/11/4開催
第3回全学教育FD研修会 教養教育センター主催「大学教育における協同学習の理論と方法」

令和3年度第3回全学教育FD研修会
教養教育センター主催
「大学教育における協同学習の理論と方法」

 2021年11月4日(木)、久留米大学の安永 悟教授(日本協同教育学会会長)をお招きし、「大学教育における協同学習の理論と方法」と題して全学教育FD研修会を開催した。今回の研修では、はじめに協同学習の背景として、従来までのピラミッド型の競争社会からフラット型の共生社会へのパラダイムシフトが進んでいること、また新しい社会モデルでは、共同体が共通の目標を持ち、成員が協同で知識を生産することが求められていることが確認された。協同学習という実践は、こうした社会変革の潮流を受けて誕生したということになる。次に、協同学習を実施する際の留意点として、個人学習とグループ学習の循環を生み出すこと、また、大学の授業を学びの共同体とみなし相互承認と相互貢献に基づく「協同の精神」を育むことが重要であるとの指摘があった。最後に、研修の後半では、安永教授がご自身でも開発、実践されているLTD(Learning through Discussion)授業モデルが示され、読解と対話に基づく学びの可能性とその学習効果が提示された。今回の研修会では114名の本学教員の参加者を得、協同学習に関する知見を拡げることができた。本研修をきっかけに協同学習への関心が高まり、本学においても新たな授業実践が試みられていくことを期待したい。

 

 

ページの
先頭に戻る