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2025/12/18開催
第3回教養教育講座
「世界の災害現場で働くということ―国際緊急援助隊に学ぶ専門性とチームの力―」

令和7年度第3回教養教育講座
「世界の災害現場で働くということ―国際緊急援助隊に学ぶ専門性とチームの力―
」を開催

 

 2025年12月18日(木)、令和7年度第3回教養教育講座「世界の災害現場で働くということ―国際緊急援助隊に学ぶ専門性とチームの力―」を開催しました。本講座はオンラインにて実施され、学生・教職員ら43名(山梨大学21名、山梨県立大学15名、その他7名)が参加し、国際協力の最前線で活躍する専門家から貴重なお話を伺いました。

 講師には、独立行政法人国際協力機構(JICA)国際緊急援助隊事務局の職員で業務調整員として活躍されている橋本典枝氏と、埼玉医科大学総合医療センターで看護師として勤務し、国際緊急援助隊医療チームの一員として複数の災害現場を経験してきた増田由美子氏をお迎えしました。講座では、国際緊急援助隊の仕組みや活動の実際、そして災害現場で求められる専門性とチーム力について、具体的な事例を交えながらご紹介いただきました。

 橋本氏からは、JICAの概要と国際緊急援助隊の活動体制や同隊の業務調整員の役割について説明がありました。自然災害や人為的災害が発生した際、救助チームや医療チームが迅速に派遣され、被災地で命を守る活動を行っています。活動は過酷な環境下で行われ、通信や輸送、安全管理など多岐にわたる調整が必要であり、想定外の出来事が発生しても臨機応変に対応する業務調整員の役割の重要性が強調されました。

 続いて増田氏からは、看護師としてのこれまでのキャリアと国際緊急援助隊に参加した経験をもとに、現場での学びやチームで働く力について語られました。中国四川大地震やネパール地震、パキスタン洪水などの被災地での実践を通じ、言葉や文化の壁を越えて信頼関係を築くこと、そして共通の目標を持つことでチームが大きな力を発揮することが、具体的なエピソードとともに紹介されました。

 両氏からは、「失敗は成長の糧」「窮地こそ冷静に」という現場での教訓や、学生へのメッセージとして「多様な価値観に触れること」「違いを理解し共に最適解を作ること」の大切さが伝えられました。

 本講座を通じて、国際協力や災害医療の現場で求められる専門性とチーム力の重要性を学ぶとともに、グローバルな視野を持ち、主体的に行動する力の必要性を再認識しました。今後も本学では、学生の視野を広げる教養教育の充実に取り組んでまいります。

 

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