
令和6年度第4回教養教育講座
「数学の美しさ ゲーム,代数,対称性」を開催
本年度の第4回教養教育講座は、山梨大学・山梨県立大学合同特別講演会として令和6年12月20日(金)に開催され、本学工学部附属基礎教育センターの入江佑樹助教による「数学の美しさ ゲーム,代数,対称性」と題した講演が行われました。今回の講座は対面とオンラインによるハイブリッド形式で実施され、本学と山梨県立大学の学生・教職員を合わせて54名の参加がありました。
講師の入江佑樹先生には、ご自身の研究テーマに関する数学の話題を難しい数式を使うことなくご説明頂きました。特に、もの・形・数式が持つ「対称性の美しさ」や、学生も大学の授業で学んでいる線形代数とゲームと対称性の間に見え隠れする「つながりの美しさ」などについて講演して頂き、単なる計算の道具ではない本来数学が持つ楽しさを大いに感じることができました。入江先生のお話からは、ご自身が数学を研究されてきた中での苦労話や、その苦労が数学の新しい発見に結び付いたときの喜びなども感じることができ、ワクワクするような数学が持つ新しい一面を知ることもできました。
参加者には熱心に講演を聴いて頂き、講演後には自身が勉強している線形代数と対称性のつながりについて真剣に入江先生へ質問している学生も見受けられるなど、数学の美しさと奥深さを感じることができ学生にとっても刺激のある有意義な講座となりました。