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2020/12/25開催
第4回教養教育センター講座「下水疫学調査による新型コロナウイルス感染状況の把握」

令和2年度第4回教養教育センター講座
「下水疫学調査による新型コロナウイルス感染状況の把握」を開催

 2020年12月25日(金)のクリスマスの日に、山梨大学大学院総合研究部工学域・国際流域環境研究センター 原本英司教授と北海道大学大学院工学研究院環境工学部門 北島正章助教をお迎えして山梨大学・山梨県立大学合同特別講演会・第4回教養教育センター講座を開催しました。本学の学生や教職員だけでなく山梨県立大学からの参加者もあり、盛況なセンター講座となりました。
 講師の原本先生と北島先生には、下水中の新型コロナウイルスに関する世界初の総説論文の内容や日本で初めて下水から新型コロナウイルスを検出した研究成果など最新の科学的知見と調査結果を交えながら、下水調査に基づき感染症の原因と流行動向を把握する“下水疫学調査”について分かりやすく解説していただきました。さらに、現在の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)だけではなく、将来の新たなパンデミックの影響を最小限に防ぐための下水疫学調査の在り方とそれを活用した新しい社会インフラについても解説していただきました。新型コロナウイルスの感染が衰えず世界中が騒然としている中で、その感染再拡大を早期発見して被害を最小限に食い止めるための下水疫学調査のお話はとても興味深いものでした。

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